雨の音を奏でる午後
本日のピアノコンサートは
昨年の夏以来のご来訪、ピアニスト辰巳友紀さま。
清楚な笑顔が素敵なプリンセスのご登場です。
プログラム
♦ショパン ノクターンop.9-2
♦ショパン ワルツop.64-1.2.3
♦ショパン 華麗なる変奏曲op.12
♦モリコーネ ニューシネマ・パラダイス メドレー
「ニューシネマ・パラダイス」「初恋」「二人だけの映写会」「愛のテーマ」
♦ドビュッシー 版画より 第3曲「雨の庭」
♦ベートーヴェン ピアノソナタ第21番「ワルトシュタイン」第1楽章
演奏された作品の中から、
雨が多くなってくるこの季節に合わせて選曲された
ドビッシーの「雨の庭」に触れてみましょう。
この日のお天気は雨ではなく、よく晴れた青空でしたが、
聞こえてくる音色で雨を表現。。。
軽やかなタッチで小さな雨の音からはじまり
だんだん雨足が大きくなり強く激しい降り
雨のクライマックスを越したら
徐々に空は明るくなり最後には美しい虹の橋がかかり
爽やかなエピローグを迎えるという構成の作品でした。
音で表現される物語を聴きながらイメージを膨らませ聴きました。
アンコール曲では
世界中が直面しているこの困難な日々が
早く終わりを迎えますように。。。と
辰巳さまの心の祈りを込めて
清らかに「アベマリア」を演奏くださいました。
皆さま、素敵な午後をお過ごしいただけました。