本日のピアノコンサートにお越しくださいましたのは、
兒玉千沙子様です。
パルムドールには過去に伴奏とソロ、
それぞれ２回づつ来られており、
本日は３回目のご来館となりました。

可愛らしい笑顔の兒玉様、
コンサートの幕開けはとても和やか。

しかし、１曲目のアヴェ・マリアが流れた時から
空気が一気に変わります。
細い指から奏でられる美しい音楽のシャワーに
ため息がこぼれ、
まるでここが聖堂であるかのよう。

その後ショパンの幻想即興曲、ドビュッシーの月の光と続き・・・
流れるような旋律の中に
目の覚めるような力強さが加わり、
時間が経つのも忘れ、
あっという間に最後の曲に。

魔法にかかったかのような、
素晴らしいひとときでございました。